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平凡な人間の、平凡じゃない毎日の記録帳
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余震にびくびく、職場でおろおろ、何かにカリカリ。


・・・そんな毎日だけど、ちゃんと自分を癒してあげねば~。


(ちなみに昨日のでかい余震中は利用者さんにしがみついてました)
(落ち着かせてるふりをしながら、実は落ち着かせてもらってました)

(えへへ)




こんな時期だからこその、癒しの時間は格別です。


それはたとえば、おちびちゃんとたわむれる時間。
この世に生まれてまだ一ヶ月の赤ちゃんの軽さ。
眠っている顔の安らかさ。
隣で愛嬌たっぷりに動いているお兄ちゃんそっくりの鼻。
座ってない首のどきどき。


それはたとえば、年子のお兄ちゃんの笑顔。
人見知りせずどこでもにこにこ。
1歳男児の「らぶ注入」の効力。どどすこすこすこ。
私を「ねね」と言ってくれる1歳男児の空気読みっぷり(!)



それはたとえば、Aちゃんとのピアノ練習。
ピアニッシモ表記の箇所を思いっきりフォルテッシモで弾く頼りないSecondo。
子猫の曲のはず・・・が、ライオンになり、サイになり、セイウチになっちゃうおかしさ。ごうごう。
頼りない長女同盟。
妹が同じ漢字同盟。
「尊敬していた先生」が「お父さん昔はやる気あったんだね」と一刀両断される瞬間。



それはたとえば、利用者さんとの会話。
「私のここ持って」と二の腕をつかむよう頼んだら、「太すぎてつかめんわ」と言われる瞬間。
「そうねえ、じゃあこれくらいならいい?」と私の手首の太さを見せたら「あかん」と言われる瞬間。
「じゃあどれくらい?」と聞いたら利用者さんご自身の手首の太さになれと言われる瞬間。




ああ~いやされる~~~。





今日職場で太すぎと言われちゃったと職員さんに話したら、「会議の議題にする」そうです。


「利用者から苦情が来た」


という議題だそうです・・・おそろしや~。
 

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非常事態が続く日本で、「日常生活」は不便もあるけれど割ときちんと送れている千葉県民の私です。
不安も大きいけど、有り難さの方が大きい気がします。

でもやっぱり、困ることは、多い・・・

おそらく私のわがまま、あるいはぜいたくに近い言い分なので、もし「そんな贅沢言うな」という感情を持たれたら、お詫びします。むしろ言ってください。
あと、女子ゆえの悩みなので、思春期の淡い感情をそっと持っておきたい方は、読まないでね。
男子禁制とまでは、言わないけど、結構露骨に書いちゃうかも?

読んで後悔したって知らないよ。なんて言えない…けど、もし不快に思われたらごめんなさい。



*******

現在の千葉県のあらゆる店舗では、明らかに「からっぽ」な棚ができている。
いわゆる「買い占め」も、おそらくたくさんされているだろうし・・・
私は買い占めてません!なんて言えない。
実際、書いたとおり地震の日に私はレトルトカレーを買い、レンジでできるご飯も買ってる。
でも・・・流通は滞っててもなんとか通ってるんだから、「買い占め」て安心するのは、やっぱりちょっと・・・だよね。

そんな中で、男の人にはない「サイクル」のための商品…「生理用ナプキン」の棚のからっぽっぷりには、正直びっくりしました。(からっぽっぷりという言い方が変というのは無視でお願いします)
というか、私もうすぐ来るし!
でも、ない!
買えない!!

「サイクル」は、人によりけりではあるけれど、だいたい1週間前後でしょ。
そしたら、世の女性の4分の1が、最中に当たる、と概算できる。
4分の3は、一応使わずに済む、はず。

でも、棚は、からっぽ。


私もうすぐ来るよ。
しかも、大量だよ。
(誰と比較したわけではないけど、自分は「過多月経」ではないかという不安が昔からあるのです。ただ昔より落ち着いてきたので何も行動してないけど…)


でも、捨てる神あらば拾う神、なのかはわかりませんが、妹が買ってきてくれました。
大きなスーパーにあったから、必要なら、と。
でも「銘柄なんか選べる状況じゃないのはわかるでしょ」と。
大量な私には、拾う神の愛の手も、意外と厳しいものだった。

拾う神妹は、「売ってたので一番大きいの」を買ってきてくれ
ありがたーく受け取ったのですが、
でも、これじゃ私きっと2時間持たない・・・
ましてや今の職場の現状で、1時間ごとにトイレに行けるわけがない・・・
どうしよう

という不安が増し。
(ぜいたくなのは、重々承知です。被災地の避難所にいる女性がどれほど苦労されているか、想像に難くありませんから)

でも、それこそ「サイクル」なんだから、「必要な人が、必要な時に買う」というルールができてさえいれば、こんな状況には置かれなかったんじゃないのか?

と思ってしまったわけです。
繰り返すけど、千葉県民なんだから。
被害は大きい方だけど、でも道路が寸断されている訳じゃないんだから。
分別を持って、買い物をしようよ。
それは、千葉県民だろうがなかろうが、揺れようが揺れまいが、地震前でも地震後でも、おんなじだよね?


まずは手に入れてくれた妹に感謝し、「重ねづけ」やら「重ねばき」やら手段をあれこれ考えてました。
(ほんとに生々しくてごめんなさい)


そんな中、今日ちょっと用事があって、都内に出たんです。
東京都です。
用事をさくっと済ませ、駅に向かう途中・・・

あれ、コンビニあるじゃん
あれ、そういや駅近くにスーパーもあったな

そんな邪念?が頭をよぎり

もんのすごく寒かったので走ってコンビニに飛び込んだら

妹が買ってきてくれたものより4センチ大きなものが

棚に

あったよ。



1点、お買い上げ。
なんだこの安心感。
4センチの幸福。
(でも私の「大量」は完全には保護されない大きさ)


でも、外に出たらやっぱり寒かったので

もうひとつの邪念を封じ込めるにはスーパーに行くしかないとまたダッシュして

スーパーに飛びこんだら

さらに4センチ大きなものが

棚に

あったよ。



迷った挙句、2点、お買い上げ。
なんだこの達成感。
なんだこの満たされた気持ち。
さらに増した4センチから得られる幸福。


しかもそのスーパーには、千葉県ではもう入手できないと思われていた「ボディシャンプー詰め替え」まで販売されており

1点お買い上げ

満たされる~~~~~




でも、帰りの電車内で、一瞬満たされた自分を振り返る。
買った品数が「買い占め」に当たるとは思わないよ。
でも、「自分の不安を解消する」ために、気に入らない気に入らない(そうは言ってなくても、思ったつもりなんかなくても、そう思ったも言ったも同然)と品物を求め、買えてるのにまだ満足しない自分、どうよ?

どう考えても、ぜいたく病じゃないか?

もし、本気で「買い占める気がない」のであれば、ちゃんと2軒回ってから買うべきだったし、もし先にコンビニに行っちゃったのなら返しに戻るべきだった。
でも私は、そうしなかった。寒かったから?そりゃ寒かったけど、もっと寒い避難所で人が亡くなった。(今流れたニュースより)
何言っても、言い訳だよなあ、と。
少し自分に甘く言い換えてあげると、「非常事態って、人の『執着』を増すものなんだなあ」でしょうか。



おそらく、明日あたりに、来ると思います。
どうせ安心を手に入れたなら(でもいつもの銘柄じゃないから不安だと思ってる自分、どんだけだよ)、無駄にせず、大切に使おうと思います。


自戒の気持ちを込めて、敢えてデリケートな商品について、その商品から発生した感情について、書きました。
デリカシーがないかもしれません。ごめんなさい。
でもこれも、生の声です。
もしかしたら、非公開にするかもしれません。


言いたいことは、先にも書いたとおり

分別を持って、必要なものを、必要なだけ買おう。
そう声高に言いたい!のに、それを実行しきれない人間は、やっぱりかなしいなあ。

そんなことです。


(だけど、千葉と東京でこんなに違うなんて、思ってなかったよー。これも、生の声。)
 

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そうは思っても、上手くいかないのが、人間。
いろんな情報が錯綜し、職場の判断も、なかなか難しい。


今日の私の気付きについて、メモ書き。


●職場

計画停電に備えて、いつもより20分ほど早く夕食開始。
フロアにはコールマンのランタン用意(結構明るい)。
停電すると厨房も混乱するからか、あるいは万が一の断水に備えてか、食器はほぼすべてスチロール樹脂の使い捨て。
「味気ない・・・けど食べられるだけ幸せだよね」と職員さん同士言い合い、配ぜんする。
メニューは、今のところ献立通りできている。
栄養士さんより「食材が手に入る限り献立表通りにしたい」とのことです。

部長さんより利用者さんおよび職員に連絡。
「今後数日の間にM7程度の余震が起きる可能性が高いから水曜日まではお風呂中止」
そうだよね、お風呂に入っている間に大きな地震が起きたら、助けられないよな・・・
現実を踏まえ、安全を確保するための判断だとわかりつつも、不安は増す。

結局、停電にはなりませんでした。
そして帰宅したら、大地震の確率は下がったとネットのニュースで知る。

でも、結果論じゃないんだ。
常に「その時の最善の判断」をしなきゃいけない、職場。
守らなきゃいけない命を、たくさん預かっているからこその判断。
わかってる、ちゃんとわかってるよ。
それでも、とても心苦しいのです。利用者さんの「心地よさ」がどんどん制限されてしまうことが・・・
そんな中で今の私にできることは、利用者さんの声に耳を傾けること、笑顔で接すること、それくらい。



●交通

私が通勤に利用する路線は、計画停電を踏まえても、臨時ダイヤで動いている模様。
でも、1本で通える私は恵まれていて、乗り換えが必要な職員さんも多く。
その乗換路線が、「計画停電のため○時~○時まで運休」だったりして。
通勤じゃなくプライベートで乗りまくる路線は、私の出勤時は完全にシャッターが閉まっていた。
そして、職員さんの中には、10時からの勤務なのに朝6時に職場に来られた方もいて・・・
その時間しか、電車が走ってないから、飛び乗ってきたそうです。
そして、仕事上がりの時間も運休で、再開までまた時間がかかると。
かなり厳しい状況です。

私は本当に運がいい。
でも、おヒョイ先生からお薬を多くもらっておけばよかった・・・



●流通・食料品、日用雑貨の入手

職場近くの大きなショッピングセンターは、スプリンクラーが作動してしまったそうです。
新しい施設の、文明の利器の作動(おそらく正常に)で、商品がめちゃくちゃになるという悲しさ。
いろいろ情報はありますが、少なくとも私の帰宅時間は閉店。

開いていたコンビニは、お菓子と飲料はたっぷり。(水がどうだったかは見るの忘れた・・・)
他は、見事からっぽです。
閉まっているコンビニも多いので、開いてるだけでもいいのかな。

我が家近くのスーパーは、仕事帰りに寄ったらまだ開いていて、ありがたい。
私が今日買った、いや買えたのは

グレープフルーツ
ぽんかん       (母は果物がとても好き)
鶏もも肉
チキンのトマト煮込みの素(これは以前買っておいしかったので、明日作ろうと)
かに玉の素  (手抜き料理に一番いい)

そんな感じです。
パスタがあるから・・・パスタソースを買おうかな、と思っても、お手頃ソースはからっぽ。
私も好きだけど、最近母がホットミルクを飲まないと眠れないから・・・と思っても、牛乳からっぽ。
そして、お米が、買えません。父は今日探し回ったとか。

着々と、在庫切れが見えてきています。
私が行った時はすんなり入れたけど、「入店制限」の看板も置いてあったし・・・

でも、開けてくれるお店があるだけで心強い。
なんとかなるさ。


どうやら、父と妹が電話で

父は妹にお米を探してもらい
妹は父にうどんを分けてもらう

というトレードの約束をしたようです。親子愛です。


明日私は、ドラッグストアをまわろうと思います。
消耗品をなんとか入手したい。



大規模地震で、震源から遠く離れた千葉県ですが、いつもどおりの日常生活とは程遠いです。
でも、なんとか乗り切れるはず。
きっと大丈夫。

メモ書きの割に、長くなっちゃった。

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淡々と書いていたら長くなっちゃったので、改めて。


●3月12日(土)

6時半ごろ目が覚める。(余震でだったかは定かではない)
あ!母の週一起床時の薬飲ませなきゃ!
薬を渡して、再度寝る。

改めて起床し、電車の運行状況をネットでチェック。
どうしても今日は医者に行かなきゃいけない。
でも、電車はどうも上手く動いていない模様。
そしたら、父が送ってくれるとのこと。ありがたい。
昨晩からbayFMの完全なファンになってしまった私、車内でもつけてみる。
(普段そんなに魅力を感じないんだけど・・・今回の対応は、「状況はある程度把握しつつ、落ちつける環境も欲しい」という私の気持ちにぴったりだった)

クリニックでは、先生も看護師さん?薬剤師さん?も皆さん「よく来たね」と笑顔。
深い話よりも、まずはこの非常事態を一日乗り切れたことを分かち合えることが、嬉しかった。
がらがらで、あっという間に帰宅の途へ。

帰りの車で、もちろんbayFMから、中孝介さんの「花」が流れた。
演歌好きな父の反応を、ちょっと期待した私の思惑は見事当たり、父は「この人誰だ?いまどきの歌だけど発声がまるで民謡や演歌だぞ」
で、にやりとしながら、「奄美の島唄を基礎に持ってる、あたりこうすけさん」と教える。
そしたら父、「え、男なのか?こんなに高い声で?」と。
続けて、「瀬川暎子の声に似てるなあ」と。・・・少々ウケたけど、確かに音域はかなり近そう。
でも、島の香り高い中さんの歌声にも、癒された私。



今日はリハビリはお休みをもらったので、夕食介助の仕事だけ。
出勤前に、再度スーパーに行ってみる。
開いていてまずほっとする。
そして、考えることは皆同じなようで、「カップめん」「レトルトカレー」「冷凍食品」「お総菜パン」がごっそりとなかった。しかも安いものから売れていった様子。
残っていたレトルトカレー(88円)をふたつさっと取り、ハヤシライス(98円)もふたつ。
あとは、レンジ加熱用ご飯と、レトルト牛丼。
結局、私も考えることはおんなじだ。

・・・でも思う。
今、電気もガスも水道も、大丈夫なんだから、余震の合間をぬって大きな鍋でも作れば、いいんじゃない?
お財布にも、健康にも・・・
それを何日か食べればいい訳で。
(余震を甘く考えろと言いたい訳ではありません)
どこかで、「非常事態」=「簡単に食べられるものでしのげ」という図式がどの人の頭にもあって、
実は被害のレベルとは違うものを買うことで満足する、そんな心理がどこかで働いている気がしたんです。

まぎれもなく、私含め。
スーパーで細くかかっていた音楽がJupiterのオルゴール音だったことが、とても感慨深かった。


その後、出勤。
どうやら、利用する路線は「臨時のダイヤ」が出来上がっている模様。電光掲示板にもいつもと違う行き先で、正確な出発時刻が載っていた。
職場に行って、驚く。
施設は、昨晩午前3時まで、停電だったと・・・
トイレ誘導はろうそくで、おむつ交換は懐中電灯で行ったそう。
「頭につけるライト、本気でほしいですね」と話している職員さん。
地震の瞬間、車椅子を自操する意欲がないはずの方が動き始めて、どうしたのかと思ったらものすごい揺れだった、とかあれこれ聞く。
皆さん、あっけらかんとされていて、びっくり。

・・・ジャージの天使は、どこまでもタフだ。

職場は、今後独居で危険な方など、緊急でショートステイで受け入れる可能性もあるとか。
そうだよな、そういう場所でも、あるんだな。

いつものようにお茶を入れ、利用者さんに提供。
もう発語は二語文は難しい方、でも喜怒哀楽がはっきりされている愛らしい方が、お茶がもう一口だった。
「もう一口だから飲んじゃいましょうか」と声をかけたら、「飲みません」と。
「どうしましたか?」と聞いたら

「飲んだら 死んじゃいます」

とはっきりおっしゃった。
(普段そんなことを言う人ではない)
おそらく、この方の認識なりに、前日に起きた地震はおそらく相当怖かったんだろうな・・・
大丈夫、心配いらないから・・・と思いつつ、胸がいっぱいになる。
帰りに、1階の壁に多数入ったひびを見る。

爪あとは、いろんな形で、残っていくんだな。




お付き合いくださりありがとうございました。

寝ます。

拍手

まず、我が家は家族全員無事です。
ご心配くださった皆さん、感謝しています。この場を借りてお礼いたします。

2日間(正確には1日と9時間半くらい)のことを、千葉県北西部の住人の視点で書きつけておきます。
お暇な方は、お読みください。
なるべく感情的にならず淡々と書くつもりですが、もしリキ入ってたらごめんなさい。
そこが、私がなんらか強く感じた、と捉えていただければ幸いです。

 

●3月11日(金)

この日は、仕事は休み。
母の受診日で、父とふたりで車で出かけていた。
私自身は神経科の受診日。
母の様子について母の主治医に手紙を書いたので、夜更かししてしまい少々寝不足で、ゆっくりめに起きる。
医者行かなきゃ・・・と、のろのろと身支度。
でも、めんどくさいなあ・・・と居間に座ってぼーっとしていた。

揺れを感じる。
あれ?と思っていたら、だんだん揺れが激しくなったので、洗濯場(我が家の洗濯機は外にある)に出る窓?サッシ?を開けたら、更に揺れが激しくなり、これはまずいと、洗濯場からサンダルで外へ。
かなり揺れが激しい。しかもどんどん強くなってる・・・
今まで体感したことがない・・・怖い・・・
あまりに怖かったので、おんぼろな我が家の門にしがみつきながら、「こわい、こわい」と言い続ける。
玄関の戸がぎしぎしと波打ち、このまま家が倒壊するのでは?と思うほど家も、街も、揺れていた。
我が家の目の前の歯医者さんから、歯科衛生士さんと思しき女性が私と同じようにおたおたと出てきたのが見えた。

揺れがだんだんおさまってくるのを待ち、洗濯場から家に入ったら、テレビ横の食器棚の戸が開いており、コップやいろんな小物が落下していた。
驚きつつも、食器棚が倒れなかったことにほっとしつつ、まずは正確な情報を・・・とテレビをつける。
NHKは、津波情報が多く、震度については触れていなかった。(その時点で)おそらく今後予想される被害の回避を優先した放送だった様子。
でも我が家は海からは離れているし、素人なのでとりあえず「震度」を知りたく、別の局に。
千葉県北西部、震度6弱。
最大震度は、7(栗原市)
これは恐ろしいことになる・・・と、思った。

それから10分ほどで両親帰宅。安堵する。
両親も、私のことが心配だった模様。
前日に母の部屋入り口ドアノブが壊れたので、ホームセンターに寄るつもりだったが、車内で激しい揺れを感じてあわてて帰ってきた、とのこと。
父いわく「ひきがえるがぺちゃんこになってないかと思ったんだよ」だそう。娘はカエルですか・・・
でも、家族が無事で、まずはほっとした。

その後、母の部屋(元私の部屋)の私の机の本棚から、本や書類が大量に落下していることに気付く。
また、父が2階(今の私の部屋)を見に行ったら、ブラウン管テレビとその上に乗せていたCDラジカセが落下し、ごみ箱をぺちゃんこにつぶしていたとのこと。
私も見に行き、驚く。
もしここで寝ていたら、一応ベッドだから下敷きにはならなかったと思うけど、ベッドから出られなかったかも。
神経科受診は、この状態では無理だと判断。


片づけをしながら、ニュースを見る。
父が割れたガラスなどの掃除と、私の部屋のテレビとラジカセをもとの位置に戻してくれた。
私は、自分の机の書類を、とりあえず本棚につっこんだ。
その書類の中に、大学時代に書いた老年期の実習レポートがまぎれていた。
身体拘束について感情的に書きすぎて対象者の全体像を見ることができなかった情けなさを思い出し、開かず本棚につっこんだ。
ニュースでは、ひたすら恐ろしいことを流している。


何度も強い余震。
起きるたび、ベッドに寝ている母にかぶさり、「大丈夫よ」と母にではなく自分自身に言い聞かせていた。


父が、ガスが止まっていることに気付く。
幸いなことに、電気も水道も、無事。
なら、温められるだけのものを、買いに行くべきかな?
正直、父も母も勿論私も人生の中で経験したことがない事態に、家族みんな興奮していた。
おそらく「料理する」なんて心の余裕はなかったと、思う。
父が、「お弁当買ってくるか?」と。
そこで、最寄りのスーパーに行ってみたら、店員さんが入口に立っており「営業できる状態ではありません」
ドラッグストアも、本屋さんもレンタルビデオ屋さんも同じ模様。
かろうじて開いていたパン屋さんで、残りわずかなパンからいくつか購入。
その足で、コンビニに行ってみたら開いていて、お客さんは多かったものの比較的品物は揃っていた。
そこで、家族3人分の「スープごはん」とサラダ、あと冷凍食品をいくつか購入。

・・・買えたことは、実はとてもありがたいことだったと、後で知ることになります。
ガスは無事復旧。


テレビはどの局も地震と津波について。
映し出される映像は、局ごとに違うけれど、どの局を見ても、流れる映像は、まるで地獄絵図。
阪神大震災を思い出す(あの時鮮明に焼きついている映像は高速道路がなぎ倒されている様子と、ちぎれた道路からバスが飛び出している様子と、火の海)。
でも、今回の「地獄絵図」は、おもに濁流が街を、田畑を、あっという間に飲みこんでいく様子。
想像しただけで、恐ろしい。
ただ、この映像を「絵図」と思えた自分は、とても恵まれているのだと感じる。
現場の方にとっては、「絵図」ではなく、突きつけられた「現実」なのだから・・・


妹一家のことが心配だが、電話がつながらない。
携帯も固定電話も。
夕方、妹のだんなさんからやっと電話がかかってきた。
「娘ふたりは無事、妹は電車が動かないからI市から歩いて帰ってくると連絡があった」とのこと。
繋がったのは奇跡的だと思う。
でも、できることは無事を信じることだけだ。


夕食は、スープごはんとエビマヨサラダ。
なかなか美味しい。
「たまには、出来合いもいいね」と母。
でも父は律義に、味噌汁を作ってくれました。それもまた、ありがたい。


夜10時ごろ、妹の家に電話がやっと繋がり、ちょうど妹無事帰宅。
3時半ごろから歩き始め、途中ファミレスで休憩しつつ余震におびえ、でも無事帰れた。
へとへとなはずなのに、妹の声は元気で、「非常事態に興奮冷めやらぬ状態」のが伝わる。
同じ方向の4人で帰って来られたとのこと、励まし合えて、よかったと思う。
母はずっと心配でたまらず、繋がらないのに妹に電話をかけつづけていたので、母にも無事を伝える。


午後11時ごろ、私の携帯にまとめてメールが届く。
気遣ってくれた方、ありがとう。
本当に送受信が困難な状況だけど、遅れて届いても、気持ちがとても嬉しい。


お風呂に入ってから携帯を見たら、メールで「留守番着信通知」とある。
そっか、電源が入っていない状態とされてるんだな・・・
福岡の友人が、何回もかけてくれていた様子。
無事を報告すべく、携帯でかけようとするが繋がらず、家の電話からかける。
とてもほっとしてくれた。
私も、声が聞けてほっとした。
ありがとう。



寝ようとするも、ただでさえ非常事態、しかもテレビもラジオも被害状況ばかり・・・で、気持ちが休まらない。
地獄絵図がまた頭をよぎる。
(あ、落下したテレビもラジカセも、無事でした)
クラシック好きな私はNHKのFM愛聴者だけど、NHKなので勿論災害情報。
そこで、普段聴かないbayFMに合わせてみる。
そしたら、勿論非常事態の放送ではあるのだけど、時折寄せられたメッセージを読まれたり(千葉のFM局なので私と同じような感情の方の投稿が多い)、また災害の情報も流れるけど、基本的に音楽・・・聴いていて心地の良い、明るかったり優しかったりするような曲を流してくれていて。
このスタンスは、ありがたい。
それを聴きながら、眠りにつく・・・とはいかず、追加の眠剤投入で、なんとか眠りの世界へ。




長くなったので、2日目の記録は次の記事に。

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