平凡な人間の、平凡じゃない毎日の記録帳
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淡々と書いていたら長くなっちゃったので、改めて。
●3月12日(土)
6時半ごろ目が覚める。(余震でだったかは定かではない)
あ!母の週一起床時の薬飲ませなきゃ!
薬を渡して、再度寝る。
改めて起床し、電車の運行状況をネットでチェック。
どうしても今日は医者に行かなきゃいけない。
でも、電車はどうも上手く動いていない模様。
そしたら、父が送ってくれるとのこと。ありがたい。
昨晩からbayFMの完全なファンになってしまった私、車内でもつけてみる。
(普段そんなに魅力を感じないんだけど・・・今回の対応は、「状況はある程度把握しつつ、落ちつける環境も欲しい」という私の気持ちにぴったりだった)
クリニックでは、先生も看護師さん?薬剤師さん?も皆さん「よく来たね」と笑顔。
深い話よりも、まずはこの非常事態を一日乗り切れたことを分かち合えることが、嬉しかった。
がらがらで、あっという間に帰宅の途へ。
帰りの車で、もちろんbayFMから、中孝介さんの「花」が流れた。
演歌好きな父の反応を、ちょっと期待した私の思惑は見事当たり、父は「この人誰だ?いまどきの歌だけど発声がまるで民謡や演歌だぞ」
で、にやりとしながら、「奄美の島唄を基礎に持ってる、あたりこうすけさん」と教える。
そしたら父、「え、男なのか?こんなに高い声で?」と。
続けて、「瀬川暎子の声に似てるなあ」と。・・・少々ウケたけど、確かに音域はかなり近そう。
でも、島の香り高い中さんの歌声にも、癒された私。
今日はリハビリはお休みをもらったので、夕食介助の仕事だけ。
出勤前に、再度スーパーに行ってみる。
開いていてまずほっとする。
そして、考えることは皆同じなようで、「カップめん」「レトルトカレー」「冷凍食品」「お総菜パン」がごっそりとなかった。しかも安いものから売れていった様子。
残っていたレトルトカレー(88円)をふたつさっと取り、ハヤシライス(98円)もふたつ。
あとは、レンジ加熱用ご飯と、レトルト牛丼。
結局、私も考えることはおんなじだ。
・・・でも思う。
今、電気もガスも水道も、大丈夫なんだから、余震の合間をぬって大きな鍋でも作れば、いいんじゃない?
お財布にも、健康にも・・・
それを何日か食べればいい訳で。
(余震を甘く考えろと言いたい訳ではありません)
どこかで、「非常事態」=「簡単に食べられるものでしのげ」という図式がどの人の頭にもあって、
実は被害のレベルとは違うものを買うことで満足する、そんな心理がどこかで働いている気がしたんです。
まぎれもなく、私含め。
スーパーで細くかかっていた音楽がJupiterのオルゴール音だったことが、とても感慨深かった。
その後、出勤。
どうやら、利用する路線は「臨時のダイヤ」が出来上がっている模様。電光掲示板にもいつもと違う行き先で、正確な出発時刻が載っていた。
職場に行って、驚く。
施設は、昨晩午前3時まで、停電だったと・・・
トイレ誘導はろうそくで、おむつ交換は懐中電灯で行ったそう。
「頭につけるライト、本気でほしいですね」と話している職員さん。
地震の瞬間、車椅子を自操する意欲がないはずの方が動き始めて、どうしたのかと思ったらものすごい揺れだった、とかあれこれ聞く。
皆さん、あっけらかんとされていて、びっくり。
・・・ジャージの天使は、どこまでもタフだ。
職場は、今後独居で危険な方など、緊急でショートステイで受け入れる可能性もあるとか。
そうだよな、そういう場所でも、あるんだな。
いつものようにお茶を入れ、利用者さんに提供。
もう発語は二語文は難しい方、でも喜怒哀楽がはっきりされている愛らしい方が、お茶がもう一口だった。
「もう一口だから飲んじゃいましょうか」と声をかけたら、「飲みません」と。
「どうしましたか?」と聞いたら
「飲んだら 死んじゃいます」
とはっきりおっしゃった。
(普段そんなことを言う人ではない)
おそらく、この方の認識なりに、前日に起きた地震はおそらく相当怖かったんだろうな・・・
大丈夫、心配いらないから・・・と思いつつ、胸がいっぱいになる。
帰りに、1階の壁に多数入ったひびを見る。
爪あとは、いろんな形で、残っていくんだな。
お付き合いくださりありがとうございました。
寝ます。
●3月12日(土)
6時半ごろ目が覚める。(余震でだったかは定かではない)
あ!母の週一起床時の薬飲ませなきゃ!
薬を渡して、再度寝る。
改めて起床し、電車の運行状況をネットでチェック。
どうしても今日は医者に行かなきゃいけない。
でも、電車はどうも上手く動いていない模様。
そしたら、父が送ってくれるとのこと。ありがたい。
昨晩からbayFMの完全なファンになってしまった私、車内でもつけてみる。
(普段そんなに魅力を感じないんだけど・・・今回の対応は、「状況はある程度把握しつつ、落ちつける環境も欲しい」という私の気持ちにぴったりだった)
クリニックでは、先生も看護師さん?薬剤師さん?も皆さん「よく来たね」と笑顔。
深い話よりも、まずはこの非常事態を一日乗り切れたことを分かち合えることが、嬉しかった。
がらがらで、あっという間に帰宅の途へ。
帰りの車で、もちろんbayFMから、中孝介さんの「花」が流れた。
演歌好きな父の反応を、ちょっと期待した私の思惑は見事当たり、父は「この人誰だ?いまどきの歌だけど発声がまるで民謡や演歌だぞ」
で、にやりとしながら、「奄美の島唄を基礎に持ってる、あたりこうすけさん」と教える。
そしたら父、「え、男なのか?こんなに高い声で?」と。
続けて、「瀬川暎子の声に似てるなあ」と。・・・少々ウケたけど、確かに音域はかなり近そう。
でも、島の香り高い中さんの歌声にも、癒された私。
今日はリハビリはお休みをもらったので、夕食介助の仕事だけ。
出勤前に、再度スーパーに行ってみる。
開いていてまずほっとする。
そして、考えることは皆同じなようで、「カップめん」「レトルトカレー」「冷凍食品」「お総菜パン」がごっそりとなかった。しかも安いものから売れていった様子。
残っていたレトルトカレー(88円)をふたつさっと取り、ハヤシライス(98円)もふたつ。
あとは、レンジ加熱用ご飯と、レトルト牛丼。
結局、私も考えることはおんなじだ。
・・・でも思う。
今、電気もガスも水道も、大丈夫なんだから、余震の合間をぬって大きな鍋でも作れば、いいんじゃない?
お財布にも、健康にも・・・
それを何日か食べればいい訳で。
(余震を甘く考えろと言いたい訳ではありません)
どこかで、「非常事態」=「簡単に食べられるものでしのげ」という図式がどの人の頭にもあって、
実は被害のレベルとは違うものを買うことで満足する、そんな心理がどこかで働いている気がしたんです。
まぎれもなく、私含め。
スーパーで細くかかっていた音楽がJupiterのオルゴール音だったことが、とても感慨深かった。
その後、出勤。
どうやら、利用する路線は「臨時のダイヤ」が出来上がっている模様。電光掲示板にもいつもと違う行き先で、正確な出発時刻が載っていた。
職場に行って、驚く。
施設は、昨晩午前3時まで、停電だったと・・・
トイレ誘導はろうそくで、おむつ交換は懐中電灯で行ったそう。
「頭につけるライト、本気でほしいですね」と話している職員さん。
地震の瞬間、車椅子を自操する意欲がないはずの方が動き始めて、どうしたのかと思ったらものすごい揺れだった、とかあれこれ聞く。
皆さん、あっけらかんとされていて、びっくり。
・・・ジャージの天使は、どこまでもタフだ。
職場は、今後独居で危険な方など、緊急でショートステイで受け入れる可能性もあるとか。
そうだよな、そういう場所でも、あるんだな。
いつものようにお茶を入れ、利用者さんに提供。
もう発語は二語文は難しい方、でも喜怒哀楽がはっきりされている愛らしい方が、お茶がもう一口だった。
「もう一口だから飲んじゃいましょうか」と声をかけたら、「飲みません」と。
「どうしましたか?」と聞いたら
「飲んだら 死んじゃいます」
とはっきりおっしゃった。
(普段そんなことを言う人ではない)
おそらく、この方の認識なりに、前日に起きた地震はおそらく相当怖かったんだろうな・・・
大丈夫、心配いらないから・・・と思いつつ、胸がいっぱいになる。
帰りに、1階の壁に多数入ったひびを見る。
爪あとは、いろんな形で、残っていくんだな。
お付き合いくださりありがとうございました。
寝ます。
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