平凡な人間の、平凡じゃない毎日の記録帳
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
少し真面目な話でもしてみようかと。
向井亜紀さんが代理母に出産してもらった双子の子の出生届を受理されていない。
大切な、大切な我が子を今のお役所事情では「実の子」とできない。
これは、とても大きな問題です。
「代理出産」が今の日本の倫理では認められていないからこういう問題が生じているのです。
私は、本当に「齧った」程度で(しかもいつも爆睡していた)ちゃんとしたことを解っているとは到底思えないけれど、大学で倫理学を勉強しました。
そこで習った内容に、今現代の科学レベルで「子供を作れる」方法がどこまで「倫理として許される範囲」なのかというものがありました。
その中に「貸し腹」という言葉があったのです。
つまり、代理母による出産です。
「代理母」は、母親になる人と父親になる人との受精卵を10ヶ月育てるための腹を貸す。
日本では認められていないので、向井さん達は許されているアメリカでその「技術」を使い、お腹を借りて、自分たちの遺伝子を受け継いだ子を産んだ。
何故、日本で許されないのかというと、いろいろあると思う。
私が思いつく(思い出せる)限り挙げてみると、
?全く血のつながりのない子供を産む(産ませる)ことへの抵抗
?血がつながっていないとしても、自分のお腹で育てた赤ちゃんを「子」とできない問題
?腹を貸す・借りることにお金が絡む問題
?分娩・出産という「命の危険」が伴うことを代理母は経験しないといけない
などがあると思う。
授業では、
「(代理出産すれば)お金がもらえるといっても、それはボランティアのレベル」
と習った。
一体どれくらいなのかまで習ったかは思い出せなかったのでちょっと検索してみたら、簡単に出てきた。
代理母ドットコム
これが一律料金なのかはわからないけれど。
高いと思いますか?安いと思いますか?
多分皆さん
「払う方にとっては高すぎて、もらう方(代理母)にとっては安すぎる」
と思われるのではないのでしょうか。
私は、この額では「貸し腹」できません。
いや、一億もらっても、貸さないと思います。
自分の命にも関わることを(しかも多胎妊娠だと母胎へのリスクは更に高くなる)、そう簡単にはできない、というのが弱虫な私の本音です。
でも、払う側にとってはどう考えても莫大な費用です。
そこで、さっきは書き忘れましたが新たに
?お金を持っている人しか望みは叶わない
という点が出てくるでしょう。
向井さんご夫妻はいっぱい悩み苦しんだでしょう。
授かった命のおかげで子宮癌が判って、産むことができなかった苦しみ。
どうしても欲しい我が子をこの世に誕生させる為に、「代理母」のお腹と優しさを借りて、可愛い赤ちゃんを腕に抱けた。
でも、それは本当に「運がいい」からなのです。
おそらくおふたりも解っていらっしゃると思います。
産みたくても産めない夫婦は沢山います。
その苦しみを乗り越えて、夫婦ふたりで暮らす喜びを知った親戚が私にもいました。
「あきらめる」選択肢だけじゃなく、
「あきらめない」選択肢が与えられたおふたりは、本当に幸せなのです。
向井さん、高田さんご夫婦へ。
おふたりの決断は、現代の科学と倫理の問題を私達にも考えさせていただく貴重な機会となりました。
でも、品川区が受理しようとしなかろうと、ふたりの可愛いお子さんは間違いなくあなたたちの子です。
どうか素敵な家族を築いてください。
心からお祈りしています。
腹は割れるが腹は貸せない小市民より。
向井亜紀さんが代理母に出産してもらった双子の子の出生届を受理されていない。
大切な、大切な我が子を今のお役所事情では「実の子」とできない。
これは、とても大きな問題です。
「代理出産」が今の日本の倫理では認められていないからこういう問題が生じているのです。
私は、本当に「齧った」程度で(しかもいつも爆睡していた)ちゃんとしたことを解っているとは到底思えないけれど、大学で倫理学を勉強しました。
そこで習った内容に、今現代の科学レベルで「子供を作れる」方法がどこまで「倫理として許される範囲」なのかというものがありました。
その中に「貸し腹」という言葉があったのです。
つまり、代理母による出産です。
「代理母」は、母親になる人と父親になる人との受精卵を10ヶ月育てるための腹を貸す。
日本では認められていないので、向井さん達は許されているアメリカでその「技術」を使い、お腹を借りて、自分たちの遺伝子を受け継いだ子を産んだ。
何故、日本で許されないのかというと、いろいろあると思う。
私が思いつく(思い出せる)限り挙げてみると、
?全く血のつながりのない子供を産む(産ませる)ことへの抵抗
?血がつながっていないとしても、自分のお腹で育てた赤ちゃんを「子」とできない問題
?腹を貸す・借りることにお金が絡む問題
?分娩・出産という「命の危険」が伴うことを代理母は経験しないといけない
などがあると思う。
授業では、
「(代理出産すれば)お金がもらえるといっても、それはボランティアのレベル」
と習った。
一体どれくらいなのかまで習ったかは思い出せなかったのでちょっと検索してみたら、簡単に出てきた。
代理母ドットコム
これが一律料金なのかはわからないけれど。
高いと思いますか?安いと思いますか?
多分皆さん
「払う方にとっては高すぎて、もらう方(代理母)にとっては安すぎる」
と思われるのではないのでしょうか。
私は、この額では「貸し腹」できません。
いや、一億もらっても、貸さないと思います。
自分の命にも関わることを(しかも多胎妊娠だと母胎へのリスクは更に高くなる)、そう簡単にはできない、というのが弱虫な私の本音です。
でも、払う側にとってはどう考えても莫大な費用です。
そこで、さっきは書き忘れましたが新たに
?お金を持っている人しか望みは叶わない
という点が出てくるでしょう。
向井さんご夫妻はいっぱい悩み苦しんだでしょう。
授かった命のおかげで子宮癌が判って、産むことができなかった苦しみ。
どうしても欲しい我が子をこの世に誕生させる為に、「代理母」のお腹と優しさを借りて、可愛い赤ちゃんを腕に抱けた。
でも、それは本当に「運がいい」からなのです。
おそらくおふたりも解っていらっしゃると思います。
産みたくても産めない夫婦は沢山います。
その苦しみを乗り越えて、夫婦ふたりで暮らす喜びを知った親戚が私にもいました。
「あきらめる」選択肢だけじゃなく、
「あきらめない」選択肢が与えられたおふたりは、本当に幸せなのです。
向井さん、高田さんご夫婦へ。
おふたりの決断は、現代の科学と倫理の問題を私達にも考えさせていただく貴重な機会となりました。
でも、品川区が受理しようとしなかろうと、ふたりの可愛いお子さんは間違いなくあなたたちの子です。
どうか素敵な家族を築いてください。
心からお祈りしています。
腹は割れるが腹は貸せない小市民より。
PR
この記事にコメントする