意思を伝えるのには・・・

もっと他の方法があるのではないか、とニュースを見て思う最近。


聖火リレーが、多くの人達に妨害されています。
勿論それは、中国国内がチベットとの関係が大きな問題になっているから。
中国は大きな国。
様々な民族がいて、長い長い歴史の中に受け継いできたものは、民族それぞれによって違うでしょう。
民族間の対立は、昔を振り返っても、泥沼に陥ったケースもたくさんある。
かつてあった「ユーゴスラビア」という国は、民族間の紛争の末、決裂し独立した国がいくつもできた。
そんな様子を、私のように歴史に疎い平和ボケした人間は指をくわえて見つめてきた。
今回も、正直に言うと何が間違って中国がこんな事態になっているのか、詳しいことはわかりません。
そんな勉強不足の人間が、とやかく言えることじゃない、というのはわかっているのだけど、でもわからない人間なりに今回の流れには様々な感情が生じてしまい、見当違いなことを言うかもしれないことも承知で、書いてみます。


私は、オリンピック好きです。
「スポーツ」という平等な条件で暴力ではない形で人が競い合う。
百数十の国の選ばれし人達が、自分の実力をどれだけ発揮できるか試す機会。
「平和の祭典」とも言われています。
その「平和の祭典」が、あのように今多くの問題を抱えた・・・暴動で沢山の命が失われている・・・国で開催されるのは、いいことだとは思えない、というのも私の意見です。

でもね。

中国の態度に異論を唱えるのは絶対間違いじゃないけれど、
聖火リレーを妨害するというのは、違うんじゃないかなあと思うのです。
オリンピックが大好きな私ですら、平和じゃない国で平和の祭典を行うことよりも、もっと大切なことをするべきだ、と思うけれど、その気持ちを訴える表現の手段として「聖火ランナーを妨害する」っていうのは間違いだと思います。
少なくとも、ランナー達に「中国の情勢」は関係ない。
ただ純粋に、平和の灯を伝えていく、というのが役割です。
（人気集めのために、って方もいるのはわかってるけど・・・）
だからこそ、中国への批判は、このような形ではして欲しくない。
これは、暴力だと思う。
まさに「平和の祭典」らしからぬ行動だと思うのです。
もっと、「正しい」方法で世論を中国側に伝えることはできるはず、だと思うのですが・・・。


ランナーを妨害するのが、正しいやり方だと思えない、でも中国のあり方には納得いかない私の、まとまらない意見でした。


さあて、寝よ。
ほんとはもっといろいろ書きたいことあるんだけど、おやすみなさい。