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まだ私が幼稚園生だったとき。
小さい頃から好き嫌いはほとんどなかった私だけど、その日の給食(私が通った幼稚園は週2日がお弁当、週2日が給食、そして残りの2日が午前中で帰りでした)に、イカの焼いたのが出ました。
なんだかよくわからない、縦横に切れ込みが入った白い物体。
美味しいのか美味しくないのかも、わからない。
取りあえず、口に入れてみた。
そしたら、
飲み込めない。
噛んでも噛んでも噛んでも、口の中でちぎれない。
気付いたらもう、お友達はみんなお昼休みで外の遊具で遊んでる。
私は、まだ口の中にイカ。
噛んで噛んで噛んで噛んで・・・噛み続けて飲み込むタイミングが掴めず。
先生が気付いてくれるまで、私はイカと格闘したのでした。
そして、昼休みの大半が、つぶれたのでした。
そのトラウマから、今でも私はイカを食べるときちょっとだけ緊張します。
もう25年も昔の話なのに、幼心にイカを飲み込めなかった事実を刷り込まれたら、25年経ってもやっぱりその残骸が残ってる。
嫌いじゃないんだけどね。好き嫌いない私なので。
みんなが楽しそうに遊んでいるのを窓越しに眺めながら、イカと格闘した思い出。
そんなことを思い出すのは、今おんなじような思いをする日が結構あるから。
私が今いる食堂は、食事介助が難しい方も、結構いらっしゃいます。
そんな中でも特に難しいと思われる方も、最近は任されるようになってきました。
しかも2人同時介助で。
そうすると・・・
いつの間にか他の利用者さんはみんなご飯を食べ終えて歯磨きしたり寝る支度してるのに、私と私が任された方だけご飯と格闘していたり。
25年前のデジャブみたい。
遊具で遊んでいるお友達と、歯磨きを終えて顔を拭いて気持ちよさそうにされてる方が、重なる。
私は、食べてないけど、口の中にイカがあるような気分。
居残り夕食。
でも、今日はなんとかイカを飲み込めたようです。
びりっけつだけど、なんとかお昼休みの遊具へゴー。
・・・的気分で、今日は掃除をいつもより丁寧にできました(笑)
でも、もうちょっと上手に介助できるようになりたいなあ。
さあ、明日はどんな夕食だろうな。