年代物

私より年上さん。











先生のメトロノームを、先週お借りしました。
連弾の速度を、いい加減あげましょう、とお互い特訓のため。
それで、我が家のメトロさんは（地下鉄じゃない）もう壊れてしまってたので、どうしようかなと思ったら、


「私が子供の時に使ってたのだけど・・・捨てるって言われて意地でもらってきたの」


と先生の宝物（というか先生のピアノとの歴史が凝縮された品物）を、現在手元に置かせていただいてます。
先生がいったいおいくつなのかさっぱりわからんのですが
（だって今も昔と変わらず美しすぎるんですもの）
妹と同い年の息子N君を筆頭に、４人のお子さんの母であり、おばあちゃんでもあります。
その先生が子供の時から使ってたものなら・・・すごいよね、古いよねー。

大切に使われていたのだろうな。

昔聞いた話（どこから流れてきたのかは不明だけど）では、先生は小さい時（たしか２歳）から英才教育を受けワンレッスン２万円なるところに通われていたそうです。
泣きながら、レッスンに行ったとか・・・そりゃそうだよね。

私とは次元の違う猛練習の日々だったのだろうなあ。
このメトロノーム使って、どんな曲を弾いてたんだろうなあ。

想像すると、たのしい。


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本番まで、もうちょっとです。
今日おそらく最後のレッスン（もし心配だったら日にちあけてあるよと言ってくれたけど）でした。
先生は昨年と同じく

「来年何弾く～？」

とノリノリで聞いてきたんですが・・・
でも、ちょっと私も、今回踏ん張って自分のまだ及ばないスキル、到達できていない部分をたくさん知ることができました。
「過去の勘を取り戻す」で精いっぱいだったけれど、しかもまだ取り戻せてないけど、でももっとできるようになりたい・・・とか思ったりして。

自分自身の人生を充実させるためのひとつに、ピアノの練習を入れてもいいかな？

とか思い始めてます。


（でも、さすがに今日は疲れた。通しを４回やった。先生のところで２回、家で２回）


少し、考えようかな。



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先生は今日、

「spiちゃんが来ると、懐かしさがいっぱいで優しいおだやかな気持ちになるの」

と言ってくださいました。
私が懐かしいのは激怒されたこと、びしばししごかれたこと、なんだけど・・・笑
でも、遠い昔に、練習大嫌いだけど音楽は大好きな、そして高校生や大学生、社会人のお姉さんが発表会で弾く曲にあこがれていた自分を思い出すと、私も懐かしく、優しい気持ちになれますね。
あこがれのお姉さんたちは、当日スタッフで来てくださいます。どんな話ができるかな・・・


もうちょっとだけ、踏ん張りまーす！