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平凡な人間の、平凡じゃない毎日の記録帳
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先日、「とろみは根性!」という記事を書きましたが、その頃はまだ働いているとちゃんとご報告していなかったので、なんのことだか「はあ?」と思われる方もいらしたかもしれません。
なので、少々の愚痴(落ち込んでいる訳ではないのでご安心を)を交えて、お仕事の内容をちょっとだけお話。


私が今配属されている食堂では、食事・飲み込みの機能が低下していて、水分をそのまま口に入れるとむせが起こって命の危険に及ぶ可能性のある方が多くいらっしゃいます。
でも、生きていく上で、水分摂取は欠かすことができません。
そこで、飲み込みの機能が落ちている方には、お茶やお味噌汁に特別な粉をいれてとろみをつけ、むせないようにするというのが、「摂食・嚥下困難」を持つ方の食事には欠かせないのです。
とろみをつけると、飲み込む際普通の水分よりもゆっくりと喉を通過するので、むせが起こりにくくなる、という訳です。


・・・と、医療・福祉の現場であるシーンをちょとだけ専門的に説明してみました。
では、ここからが、「困っちゃったよー」的お話。

勤務2日目に、この職場のことを結構フランクに教えて下さる職員さんから

「ここでは、人によってやり方違うから」

と、社会人として働く上でありがちな問題点を教えてもらいました(^◇^;
で、本当にやり方違うなーと思いつつも、なんとか順応しようと必死こいて働いている訳ですが。
それでね、前回の「とろみは根性」日記に、「とろみに関しては根性がすわってきた」なんて書いちゃったんですが、その後大いなる問題が私の中に発生したのであります。


職員さんによって、「とろみづけ粉」を入れる量が全然違うってこと。


根性据わるくらい上手になったのは、「スプーン1杯」までだったのです。
その後、職員さんによっては「スプーン3杯」まで増量するよう指導されました。
ところが・・・
「とろみは根性!」というのはまさにその通りで、私はスプーン2杯以上入れると、必ずダマダマだらけのお茶を作ってしまうという下手くそだったのでした。
「とろみは根性!」という言葉を甘く見ていました。

私、もっと練習すべきなんじゃなかろうか?

インターネットで、とろみ粉の値段を調べてしまいました。自宅で練習しようかと。
ところが・・・高い。
我が家には今のところ必要のないとろみづけの粉を、買ってまでする必要は、ないよね?
じゃあ、施設からパクる?
いや、それは泥棒だ。
でも、このままじゃいつまでたっても美味しいお茶を利用者さんに提供できない。
どうしよどうしよ。



そして今日、案の定ダマダマだらけのお茶を作ってしまった私がとある職員さんに聞いたら


「全員分、スプーン1杯で作っても十分とろみがつきますよ♪」


と言われてしまった・・・。
スプーン1杯なら、根性ついたから、嬉しいんだけど。
でも・・・スプーン1杯のとろみじゃ足りない人がいるって他の職員さんに聞いてるのに。
もし、ゆるいとろみのお茶を、飲み込み機能が特に悪い方が飲んで、万が一事故に繋がったらどうするの?
非常に心配です。



お願いでーす。
「とろみ」だけは、「みんなやり方違う」で済ませないでーーー!!!


でも、みんなやり方違うっていうから仲が悪いのかと思いきや、皆さん仲良さそうなんですよね。
(見えてないだけかもしれないけど)
個人個人のやり方、価値観を尊重している職場なのでしょうか。
(すんごい良い響きに表現してみた)


でも、とろみだけは・・・


お願いします。お願いです。



以上、ぼやき。


あと1日、頑張りまっしょい。

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おぉ…
今日もオツカレサマです☆
日々がんばってるspicaさん見てると
うちもがんばらないと…と、せめてココロだけでもってゲンキもらってます(*^_^*)

重いエリアなところを担当しているんだね。
常に目視がタイヘンだね。

それにしても、
とろみの量が一定してナイって・・・
こ、こわいな こりゃ
冗談ぬきで^_^;

個人個人のやり方、価値観を尊重している職場と確かに言えるだろうけども・・・・・・・^_^;?!?!

1杯と3杯じゃ、エライ差が大きいでぇ
もともと入れる水分量が違うなら まだしも
同じ水分量でそうなら・・・それはなんか怪しいなー。 
spicaさんは職員さんが作る1杯、3杯で作ったとろみの固さ どんなんか実際観た?

結局とろみって、
「とろみ具合が常に一定してたら いい話」だから
多少の誤差出ても 全く問題ないと思う。

だけど、1杯と3杯は
作り方がなんか怪しいな・・・。
最初の水分量が違うなら即解決!だけど、
職員それぞれのとろみはこうだ!っていう思い込みで作ってるトコロがありそうだなと少し感じました。

仲良さそうな現場なら、
現場の職員さん達のとろみ作る様子見もって、とろみの件で不安感じてるトコロをさりげなく信頼できる人に話してみた方が スッキリできていいような気がする。
亜希子 URL 2008/07/14(Mon)11:37:20 edit
とろみのプロ発見!
>あっこはん(*'-')ノ☆


>今日もオツカレサマです☆
>日々がんばってるspicaさん見てると
>うちもがんばらないと…と、せめてココロだけでもってゲンキもらってます(*^_^*)

いや、日々頑張っているかというと、週3日しか働いてないし(^◇^;
でも、少なくとも職場では頑張っているかも。
元気おすそわけできてるかな・・・逆に元気吸い取ってない?そしたらごめんなさい。


>重いエリアなところを担当しているんだね。
>常に目視がタイヘンだね。

そうなのです。
食事は自立という方もいらっしゃるけど、やっぱり私がつくのは重い方な訳で。
自分が介助していながらも、周りを見る余裕・・・はまだあんまりなかったり・・・
でも、それはこの食堂で働く以上絶対身につけなきゃいけないことだと思ってます。

>それにしても、
>とろみの量が一定してナイって・・・
>こ、こわいな こりゃ
>冗談ぬきで^_^;

そう、冗談抜きで、こわいでしょ。
今のところお茶のとろみでの事故は起きていないけれど、本当に良いのかすごく不安。


>個人個人のやり方、価値観を尊重している職場と確かに言えるだろうけども・・・・・・・^_^;?!?!

よく言えば、そうなんだけど・・・
私が関わる中では「とろみ」だけは統一して欲しい、というのが切なる願い。


>1杯と3杯じゃ、エライ差が大きいでぇ
>もともと入れる水分量が違うなら まだしも
>同じ水分量でそうなら・・・それはなんか怪しいなー。 
>spicaさんは職員さんが作る1杯、3杯で作ったとろみの固さ どんなんか実際観た?

うん、丁寧に教えて下さった方には見せてもらいました。
えらい違いですよね。


>結局とろみって、
>「とろみ具合が常に一定してたら いい話」だから
>多少の誤差出ても 全く問題ないと思う。

そう、「ちゃんととろみがついていれば2杯、つかなければ3杯」と仰る方もいました。(いろいろいらっしゃるでしょ・・・)
でも、付き方は確かにその時の条件によっても違うから、何杯、ではなく「この性状のとろみ」でもいいと思うのだけど。


>だけど、1杯と3杯は
>作り方がなんか怪しいな・・・。
>最初の水分量が違うなら即解決!だけど、
>職員それぞれのとろみはこうだ!っていう思い込みで作ってるトコロがありそうだなと少し感じました。

ちとねー、個人尊重しすぎなんですよ・・・
もしかしたら、危険性の認識も、個人によって違うのかなと。
今のところ(私が入ってからだけど)大きな問題が起こっていないから、その辺も甘くなっちゃうのかなあ。
でもここは引き締めないといけないところだと、端くれだけど思ってしまうのです。


>仲良さそうな現場なら、
>現場の職員さん達のとろみ作る様子見もって、とろみの件で不安感じてるトコロをさりげなく信頼できる人に話してみた方が スッキリできていいような気がする。

そうだね。
実は・・・今日チャンスを狙ってたんだけど逃した・・・(涙)

とろみに関しては、今日もこれから夜な夜な続編を書きますので、もし気になる点があったらまたアドバイスよろしくです。
【2008/07/15 00:53】
ダマ改善?!
一度 粘度がついたとろみお茶にさらに加えてしまったり・・・とかするとダマになってしまうので、一気に入れて混ぜる方がダマ改善できると思うよ~。

最初に入れてもダマになってしまうのなら、
お湯を少し加えてとろみだけ作っておいてお茶を後から加える方法も 改善できると思うよ。

わざわざ家で練習しなくても
場数踏んでいけば ゼッタイ大丈夫☆\(^o^)/
亜希子 URL 2008/07/14(Mon)11:48:33 edit
具体的方法をありがとう!!
あっこはん('-'*)♪

>一度 粘度がついたとろみお茶にさらに加えてしまったり・・・とかするとダマになってしまうので、一気に入れて混ぜる方がダマ改善できると思うよ~。

そう!そうなのよね!!
2杯目が上手く混ざらないのは、1杯目に入れた粉のとろみがつき始めちゃって、ダマになってしまうのです。
大急ぎで(それを「根性で」と言う・笑)粉を入れつつかき混ぜる。
特訓特訓。


>最初に入れてもダマになってしまうのなら、
>お湯を少し加えてとろみだけ作っておいてお茶を後から加える方法も 改善できると思うよ。

〆(。_。 )))
そういう方法もあるのか!
今度こっそりやってみようかな。


>わざわざ家で練習しなくても
>場数踏んでいけば ゼッタイ大丈夫☆\(^o^)/

そうだよね、家で練習なんてしなくても大丈夫だよね。
(でも本気で考えてしまった・笑)
場数、こなすぞ!!えいえいおー!!!
【2008/07/15 00:57】
とろみ計発見!
うーん。難しい問題だねえ。

理想論で言えば対象者さんの評価
      ↓
    適正なとろみ

が導き出されればベストなんだろうけれど
正直そこまでやっているところ少ないような。
一定の濃度が保てたとしても、
それが合う人、合わない人いるかもしれないから難しいよね。
(もし、1人ずつお茶を別々に作っているんだったらごめんよ・・・的外れかも。。)

なので
もしわたしだったら、こうするかも。

スプーン一杯のときと三杯のときで嚥下に差がみられないかひたすら観察。どちらかの時、明らかにむせがひどくなっていたり、嚥下がうまくいっていない場合はNsに報告して評価してもらい「○さんは△mlにつきスプーン×杯のとろみを入れてください」と申し送ってもらう。明らかな差が出ないのであれば、様子見もできるだろうし。
なんて書いてはみたけれど、現場によっては不可能かもしれないし適切な方法とは限らないと思うので、読み流して頂けると幸いです~。


あとは、とろみ計発見!
(pdfだから見にくいかも・・・)
http://jstshingi.jp/abst/p/07/jst/10/1010.pdf

とろみについての記載があるページ
http://www5.ocn.ne.jp/~swallow1/tabeyasukusurutameno.htm

きっといろいろ勉強済みだろうから
いまさらな情報かもしれないんだけど
念のため貼り付けておきました。

spicaちゃんにとって、
対象者の方々にとって
最善の道が見つかりますように☆
mimmy 2008/07/14(Mon)21:49:43 edit
とろみのプロふたりめ発見!!
mimmyちゃん(*'-')ノ☆

忙しいのに丁寧なコメントありがとう♪

>うーん。難しい問題だねえ。

はい、難しい問題にぶち当たりました。


>理想論で言えば対象者さんの評価
>      ↓
>    適正なとろみ
>
>が導き出されればベストなんだろうけれど
>正直そこまでやっているところ少ないような。

そう!そこまでできれば理想・・・なんだけど、
正直私が今いる施設はそこまで絶対やってません。
STさんなどの評価・指導などが入ればまた違うのかもしれないけど・・・少なくとも今は「医療施設」ではないので、医学的介入がどこまででき、行き届くか、というのは難しいところだな、と。


>(もし、1人ずつお茶を別々に作っているんだったらごめんよ・・・的外れかも。。)

うん、ひとりづつ別々に作ってるんだー。
でも、「AさんとBさんは強いとろみを!」と言う方がいれば、「全員同じとろみでいいです」と言う方もいる。
私がAさん用に作ったお茶が別の方に回っていることもある。
(それは私のとろみづけに差がなかったのかもしれないけれど)
細やかな職員さん、アバウトな職員さん、いろいろ。


>なので
>もしわたしだったら、こうするかも。
>スプーン一杯のときと三杯のときで嚥下に差がみられないかひたすら観察。どちらかの時、明らかにむせがひどくなっていたり、嚥下がうまくいっていない場合はNsに報告して評価してもらい「○さんは△mlにつきスプーン×杯のとろみを入れてください」と申し送ってもらう。明らかな差が出ないのであれば、様子見もできるだろうし。

なるほどね・・・
mimmyちゃんの考え方にのっとって思い返してみると、「強めのとろみが必要」の方は、弱めのとろみでも今のところむせている様子は見られない。
(でも食事でむせてる時もあり)
Nsさんに相談したいところだけど、Nsさんはとろみづけには介入してなくて(涙)
ターミナルの方も受け入れる施設なので、そちらに忙しいというのもあるけど・・・。
様子見ながら、相談できるときにしてみます。


>あとは、とろみ計発見!
>とろみについての記載があるページ
>きっといろいろ勉強済みだろうから
>いまさらな情報かもしれないんだけど
>念のため貼り付けておきました。

キャー!ありがとう!!
見てみたけど、とろみ計ってすごいね!!
一施設に1台でもあればいいのになー。
あと、とろみと嚥下障害についてのサイトもありがとう。

ねね、覚えてる?
野菜の名前は言えない(笑)神経内科のK先生が、
「『嚥下』を英語で言うとswallowだけど、『嚥』の右側もつばめなんだよね」
と仰ったこと。
あのつぶやきは、私の中で日本語と英語に渡る永遠の謎です。

・・・なーんて関係ないことを、このサイトの「嚥下」という言葉で思い出したのでした。


>spicaちゃんにとって、
>対象者の方々にとって
>最善の道が見つかりますように☆

ありがとうm(*_ _)m
利用者さんが美味しく水分を摂ってもらえて、私が満足できる最善の道が拓けることを、私も願います。
【2008/07/15 01:17】
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