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計算が間違ってなければだけど・・・
1996年5月4日に、私は「命がけでフルートを吹く」生活とさよならしました。
中学から始めたフルート。
一生吹き続けようと思ったフルート。
一時期は音大に行きたいと思った(血迷った)くらい夢中になったフルート。
あと、ピッコロ。←実はフルートより好き
あんなに夢中になれたことがあって、本当に良かったと思う。
中学の吹奏楽部、高校のオーケストラ部、どちらの思い出も、私の宝物。
さて、その15年前の5月4日は、ばたばたっと、過ぎた。
午後に行われる「音楽部」全体の演奏会と、夜の「オーケストラ部」だけの演奏会と。
木管の仲間内では当時やたらとお好み焼きが流行っていました。
そこで、打ち上げは母校そばのお好み焼き屋さん「よしこ」を予約していました。
「よしこ」のおかみよしこさん(本当によしこさんなのかは不明)は結構恐くて、焼き方が下手だとすぐ怒りに来てくれて、正しいお好み焼きおよびもんじゃ焼きの焼き方、食べ方を教えてくれたものです。
みんな「よしこ」「よしこ」と勝手に呼び捨てで言いたい放題(但し裏で)。
ところが、当日になって、どう考えても打ち上げに母校の最寄り駅まで戻る時間がないことに気付き。
(おバカなもっかんずですから)
そこで、もっかんずから3人どう選ばれたのかまでは覚えてないけど、津田沼の街を歩き回り、代わりに打ち上げできる場所を探し歩き・・・
結局見つかったのが、「粉と水」
もろ お好み焼き屋。
でもとりあえずほっと一息。
そして、もっかんずの愛すべきいじられキャラのパートリーダーAb(但し音楽の才能は別格だった)が、今度はうだうだと言い始めた。
「よしこにキャンセルするのがこわい」
煽るもっかんずも悪いけど(笑)
たしかに、こわもてのよしこが電話に出たら、怒られそうでこわい、よね・・・
今思えば、高校生の予約なんて大した収益じゃないだろうけど、高校生にとっては自分たちは「大口の客」だと思い込んでいたわけで。
そこで、なぜか私、代わりにキャンセルの電話をしてあげました。
電話は、よしこではなく感じのいいお兄さんが出てくれました。
あっさり、クリア!
Abに、カップのコーラをおごってもらったよ。
なぜか、そのコーラと氷の味が、忘れられないのです。
そのコーラをおごってくれた愛すべきパートリーダーAbのかけ声で木管一同円陣を組み、
向かった本番は
暑かった・・・
ライトが・・・
トリッチトラッチポルカのピッコロのピッチが半端なく高いのは、暑かったからです。
管は気温に左右されまくるので・・・しかもピッコロは管が短いので余計合わせづらいので・・・
(ごめんなさい)
でもこの曲は、合唱団で歌い、オーケストラで演奏し、ピアノで連弾したという私にとって特別な曲だ。
他にも
実力派指導者なのに実は本番緊張すると無茶な指揮するかすぴーとか
本番は先輩から贈られたおそろいの靴下を履くのが伝統だったヴァイオリンパートのアニエスの靴下とか
私の中学から借りたチャイムの音とか
なぜあんなにいい音が鳴るのか理解しかねたAbのオーボエとか
今更自分のトリルはあと2音足せば絶対間違いなく良かったはずだという反省とか
泣き虫E子が本番前から泣いてたこととか
「ピッコロは嫌い」と言いきってたはずなのにラストの一曲がピッコロになっちゃったY子のこととか
写真撮影で楽器を×の形にして120人の集合写真にちゃっかりインパクトを残しちゃったクラのふたりとか
どう考えても大人びすぎていた部長とか(あの頃で充分30代で行けたと思う・・・)
・・・挙げだすときりがないほど、いろーんなことが思いだされる、5月4日。
懐かしい、のう~。
あれから15年。
この日の演奏会で引退し、みんな別々の道に進みました。
なぜか私はまたフルート吹き始めて(発表会を終えてから吹いてないけど)
あの熱くも楽しかった頃には届かぬ音色ながら(音大行きたかっただなんて信じられない!)
あの頃から憧れていた曲を先日本番で吹けて、幸せだなと思うのです。
そして、年取ったなあ・・・とも思うのです~。
つれづれなるままに、思い出を。
*******
昨日、泣き虫だったE子が第二子を出産しました!
おめでとう。いつか会いに行くよ。
そして、今度の14日、愛すべきいじられキャラパートリーダーだったAbが歌手として母校の演奏会で歌います!
(こっそり、宣伝する私)
もし気になる方いらしたら、ご連絡くださーい♪
私は仕事で行けないのですが・・・
ほんと、あの頃の思い出はセピア色にならないねえ。
(でもあの頃、セピア色のインスタントカメラ、流行ったよね・笑)
あんなに楽しく、ひとつのことに向かって夢中になれたことは、誇りだよ。
笑って泣いて、練習に打ち込んでた自分が懐かしい…
ほんとに、いつまでも大切にしたい思い出ですね。
ビオラだとまた、見方も違うだろうし…いつかづーちーちゃん目線の思い出話も聞かせてね。