ありがとう ポラリス

私にとって「道標」とも言うべき職員さんが、退職されました。
悩み苦しむ私を、「この職場にはもったいない人だ」と評価してくれていた、唯一無二の職員さん。

「いつでも相談してくれていいから」「あきらめず動いて、だめだったら考えればいい」

そう言ってくれたけれど・・・
涙が出るほど、嬉しかったけど・・・

でも、その職員さんは、もう今の職場に「見切りをつけ」ていた。
私が何も考えないで働いている間にも、必死に職場の環境を変えようと働きかけ、その結果、もう無理だ、限界だと悟ったから、退職という道を選んだ。
（表向きは違うのだけど。いや十分な理由として成り立つので、それも応援してるのです）
そんな人に、「たった今もがいている」私の悩みを話すことは、酷だ。
新しい今後に、よりよい環境を作るために、また自分自身がなりたい職種に就くため勉強しようという人に、私のエゴで「見切りをつけ」た場所に関する話をするのは・・・正直、甘えだと思いました。


今日は、自分なりに考えて、ささやかな品物とお礼の手紙を渡しました。
これで、自分がその方に伝えるべきことは、伝えきったのだと思うことにしよう、と。

「自分ひとりで考えたら、だめになる」

そう言ってくれたけど・・・
でも、現時点で、一緒に考えてもらうべき人は、あなたではないと思います。
今のあなたに重荷を背負わせるのは、本意じゃない・・・
それよりも、これからは自分自身のために、生きて欲しい。
身を粉にして働いた職場から、新たなステップに向かって欲しいのです。
それが私の願いなのかもしれない。とても悲しいことだけど。（私にとって）

一緒にもがければ、よかったのかもしれないけど。
私が見て見ぬふりをしていなきゃ、よかったんだ。
でも、後悔先に立たず。
「たられば」を言っても、仕方ない。


苦しいことはまだまだ続く。
私がこれから先、新たに道標を見つけることができるかはわからないけど、私なりにもがくから。
今は、ひたすら感謝を胸に、そしてかけてくださった言葉を励みに、生きていきます。

ありがとう。


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「かなし」という言葉。
今の私に、ぴったり。

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