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平凡な人間の、平凡じゃない毎日の記録帳
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7曲の勘違いリサイタル、じゃなかった、ちびっこお遊戯会の余興、でもなかった、発表会ももうすぐです。

「仕上げ」「まとめ」の時期に入ってきました。
(仕上がってもまとまってもないんだけど)


今日は先生のところでAちゃんと合わせ

先生が感慨深げに私とAちゃんが大きくなったこと(ふたりの世代は違うけど、私とAちゃんを音楽の面で「子育て」してくれたのはまぎれもなく先生だったのでした)についてしみじみ語りだしたら時間がやたら経ってしまい

Aちゃんのお宅で1時間弱特訓して

一度家に帰って家族でお茶を飲み

再度先生のお宅に伺って今度は個人レッスンを受けて

また先生がしみじみ語って

ついでに当日怪獣と新米も一緒に歌おう・・・という話になり
(みんなで歌う曲は私より二匹の方がよく知っている)


帰ってきました。

(てんこ盛り!)


(まとまってないけど)まとめの時期なので、先生は今更無理難題を言うことはせず、

「敢えてゆっくり弾く練習をすると、気付かずにすべって弾いている部分が見つかると思う」

とご指導くださいました。ありがたいことです。
夜その通りに練習してみたら、とんでもなくすべりまくり・・・人志松本に殴られそうなほど・・・で途方に暮れている現在ですが、一応、まとめはまとめなので、今季?自分なりにいろいろ考えたことを、さらっと振り返ってみようかなと。
今季に感じたこと、が実は私の音楽人生そのものの振り返りになりそうな気がするのですが、まあよいよい。
あくまで素人の気持ちなので、正しいことを言っているとは限りません。
※個人の感想であり、同じような効果を実証するものではありません
↑的感じですが、お暇な方はどうぞ。

*******

ひとつの曲に取り組もうとした時、自分はいったいどういう風に楽譜を見ていたかな?と考えました。
ピアノだったら、メロディー、伴奏、内声・・・いろんな音が、ひとつの楽譜に載っている訳で。
でも、私はどうも、楽譜を「縦に見る」傾向が強かったなあ、と思ったんです。
「縦に見る」とは、テンポを規則正しく、揃えるべき音をきっちり揃える、分散和音の間隔を均等にする・・・などなど。
でも、「縦に見る」だけじゃ見えないことを、先生にいっぱい教えてもらいました。
分散和音の1音目をずーっとつなげていくと、とても美しいメロディーになっていたり。
そのメロディーを丁寧に歌うことで、音楽としての美しさがうんと増していく。
その1音目をつなげて歌うこと=「横に見る」なんですね。
でも当然ながら、美しいメロディーを際立たせるのは、正確で均等な、分散和音。

縦に見ることも、横に見ることも、どっちも大事。

音楽は一元ではないんだ、と。



なぜ私が「縦に見る」傾向が強いかというと、私のルーツを紐解いていくことになるのですが
そして
なぜ私が「横に見る」ことについても何かを感じるようになったのかも、ルーツを紐解くことになるのですが


中学時代の吹奏楽部で、私は「音楽の縦」をみっっっちり仕込まれました。
顧問のK先生は、かなり厳しくストイックな指導をする方で、

「メトロノームと自分の指揮以外は信じるな」

という教育だったんです。
すごいでしょ、足で拍子を取るのも禁止だったんだよ。
「自分で取る拍」は、どうしても主観が混じってしまうから。(それは間違いじゃないんだけどね)
吹奏楽という、基本的に一度に一音しか出せない楽器の集団では、和音は「ぴったり揃えて綺麗に鳴る」ものでした。
でも、ぴったり揃った和音の美しさに心酔できるものがあったんだと思います。中学生の私なりに。

勿論、先生は「音楽の横」を無視してた訳ではありません。

私は最後のコンクールでピッコロとフルートのソロを吹かせてもらった(同学年のフルートは私ひとりだったから、先輩の権力行使です。笑)けど、先生は中学に出入りしている楽器屋さんの営業担当の方がフルートがお上手で(音大を出られたか定かではありませんが)、楽器屋さんなのに「先生」と呼び(私にとっても尊敬できる「先生」でした)その「先生」に私のソロを徹底的に個人指導をお願いしてくれました。
ひとりで吹くピッコロは、とてつもなく「横の世界」。
だって、一音しか鳴らないんだもん。周りと合わせることを排除した空間では、横を意識するしかない。
結果、私なり・・・ではあったけれど、緩急ある民謡の祭囃子の横笛の雰囲気は、出せたかな?


さて、そして高校に入ったら・・・

オーケストラ部に入った私を待ちうけていたのは、「もろに横の世界」でした。
まず

部員120人

・・・この時点で、そうそう簡単に「縦が合う」わけもなく・・・
でも、これもそういう意味ではなかったような気もするんです。
顧問のK先生(中学のK先生とは別人です)は、「縦」よりも「横」を大切にされる方でした。
指揮の仕方も、中学のK先生とは対照的に、拍を見やすく指揮するのではなく、「音楽としてのまとまり」「曲の展開」「それに伴う緩急」を、ものすごく大切に意識されたような指揮でした。
中学の時とは違った「音楽の捉え方」を、少しずつ学んでいくようになりました。

・・・でも、縦を合わせる根性はもう根付いちゃってたもんだから

16分音符で限りなく速く吹く箇所は、一音一音分解して
超スローから(もちメトロノーム使用)始めて
変な記憶力の良さが発揮されてその16分音符の不規則な羅列を全部覚えて
(楽譜を追ってたらテンポでなんか吹けない)
だんだん速くして、いち早くマスター!

・・・でもそんなだったので、フルートで「歌う」ことは未だに苦手な私です


でも、その「横重視」なはずの先生が、「縦」を大切にした瞬間を覚えています。
コンクールの県大会以降の大会は録音審査だったのですが、
その録音を何回か撮って、出来上がった音源は

クライマックスに突入するあたりのtuttiの一音だけ、より上手く「同時に鳴らせた」録音を使ってたんです。

K先生が、「こっちの方がいい和音だったから、(録音してくれた業者さんに)頼んで切り貼りを試してもらったところ、いい感じになったんだって。
録音の技術のすごさにぶったまげましたが・・・そしてそれってコンクールとしてありなのかちょっとはてなだけど・・・


でも、こういう経緯を経て、音楽を「縦に見る」「横に見る」ということを、音楽に夢中だった頃、無意識のうちに自分なりに考えていたんだなあ。
そう思うと、あの「部活どっぷり」だった中学・高校時代に、私なりの「音楽の捉え方」をいろいろ模索してたんだね。



それから10数年の時を経て、「ピアノ」という吹奏楽でもオーケストラでもない楽器に取り組んでいたら
その昔の自分なりの模索の結果を、曲の中に詰め込みたい、と思うようになりました。
それに気付かされたのは、「音楽の育ての親」であるピアノの先生の指導から、というのがまた感慨深い。
均等な伴奏の中から、湧き出てくるような美しいメロディーをしっかりと丁寧に歌えるように、なりたいな。
・・・なれてきたかな?あ、まとまっても仕上がってもないんだった・・・

音楽って、織物のよう。
縦糸と横糸の組み合わせで、美しい模様ができるのね。
だから、縦も横も、大切。
・・・私はどんな織物を、織れるかな?


ラストスパート。

頑張りますよー。もちろんイロモノ余興担当として、ねっ♪
(いいのか?)


あ、イロモノ余興担当は、ドレスアップする必要ないかと思ったので、
というか、かーなーりカジュアルな会だとこないだのリハーサルでしみじみ感じちゃったので

もろ普段着

で出まーす!

(春物の誘惑で普段着ばかり買っちゃってきれいな服買える状況じゃないからっていうのは、ここだけの話)

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