平凡な人間の、平凡じゃない毎日の記録帳
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さてさて、7月30日の話の続きでございますが。
次のイベントはもっかんずが生んだ声楽家(え?うちらが生んだ訳じゃないって?)Abが出演する演奏会でした。
指揮は、ライター先生というすごい人です。
ライター先生とは思い出があります。とってもいい思い出。
高校2年の終わりに、日本青年館の主催で私達の学校のオーケストラ部はオーストリアへ演奏旅行に行くという本当に恵まれた機会を与えていただきました。
その演奏旅行の日程の中に「ライター先生のワークショップ」というのがありました。
まだ「ワークショップ」なんて言葉も馴染みの薄かった頃。
私達は「ワークショップってなんだろ?ライター先生って誰?ライター先生がフリーマーケットでも開くのかいな」
などと勝手にしゃべってました(笑)今思えばヒジョーに失礼なことを言ってたかも・・・。
ライター先生は当時のウィーン国立音大の先生で、特別に私達を指導して下さるという。
私達はホテルの広間にぎゅうぎゅう詰めに入って、先生が見えるのを待ちました。
入ってきた先生は、とっても優しそうでユーモラスで素敵な方でした。
分かりやすい指揮で、分かりやすい指導をして下さいました。
私達がみていただいたのは「こうもり」序曲と「美しく青きドナウ」。
「こうもり」にはオーボエだったAbのソロ満載。
ライター先生もAbに時間を割いて教えていたのをぼんやり記憶しています。
そのライター先生が作曲した曲を、歌手になったAbが歌うという。
こんなに嬉しいことってなかなかないじゃないですか!
あたしゃ嬉しいよー、感激だよーということで、Cちゃんと一緒に聴きに行ってきました。
演奏会は反戦の企画。
曲目は、ベートーベンの「エグモント」序曲と交響曲第6番「田園」。
ライター先生が作曲したのは、被爆した詩人、原民喜さんの「原爆小景」の中の一篇に曲をつけたものです。
「原爆小景」よかったら全部読んでみてください。目をそらさずに。
目をそむけたくなるような苦しい詩ですが、こういう作品を読んでどんなに「原爆」というものがむごいものなのか知り、伝えていくのが私達日本人のつとめだと思うのです。
最初は「エグモント」から始まりました。
始まった途端、ゾクッとしてなんだかうるっ。
そして後半ピッコロの音が聴こえた途端、またもやうるうるっぽろり(涙が)。
「エグモント」大好きな曲なのです。
でもこの曲を演奏できる舞台にはもう立てないのかな・・・と思ってしまいました。
そして2曲目が、ライター先生の曲。
ソプラノ独唱はAb。
Abが登場した途端、またもやうるっ。(友達の晴れ舞台に感動してか?)
曲は、うねるような変拍子。
その波がだんだん増幅していく。
怖かった。
そしてその波のピークで、Abの歌が始まった。
痛ましい歌詞に、うるうるがぽろぽろ・・・。
どうもこの日、涙腺故障していたような気がする。
いや、私が故障していたんじゃなくて、それが「音楽」というものの人の感情に与える影響力の大きさなのかもしれない。
こうして音楽で涙を流したのって久しぶりかも。
ちょっと恥ずかしかったけど、いろんな感情が芽生えてよかったのかな?
「田園」は泣かずに聴けました。
というかね、私の高校時代、交響曲を1楽章から最終楽章まで演奏したことってなかったのよね。
私が演奏したことがあるのはチャイコフスキーの5番の4楽章のみ。
次の年はオーストリア行っちゃって、最後の定演はその記念にシュトラウス〜な選曲になっちゃったし。
だから交響曲って馴染みが薄いかもしれません。一般のクラシック愛好家よりは。
「田園」は有名だから知ってるフレーズも多かったけど、なんせペナルティの後だったので(笑)少々眠気が・・・(゜ー゜;Aアセアセ 寝なかったけどね。
ライター先生は、やっぱり素敵な笑顔でした。
分かりやすい指揮も、変わってませんでした。
でも背中ごしより、前から見て私も演奏の輪に加わりたかったな。
そうそう、高校時代の恩師K先生(中学のK先生ではないですよ)にお会いしました!
なんと先生の方から私達に声をかけてくださったのです。
でもK先生はとんちんかんに「何年生?」とか聞いてきました(笑)
Cちゃんが「Abと同級生です」と言ったら納得してくれました。
K先生、本当に私のことなんか覚えてくれてるのかなあ?
まあ私は腱鞘炎になって楽器吹けなくなって先生困らせたり、進路に迷ってた頃「楽器を作る人になりたい」と相談しにいったりしたけどね。
でも120人の中では・・・やっぱり覚えてないだろうな。
とにかく、いい一日でした!
帰りの電車の中でCちゃんに「spiちゃんの記憶力は異常だってE子と話したんだよ」
と言われました(笑)
そういえば、このブログ始めて、高校時代の思い出とかもっかんずのエピソードを覚えてる限りこと細かに暴露(!?)しちゃってるよね、私・・・。
「覚えよう」と思って覚えようとすると全くのダメ子なのですよ。
でも覚えてることは鮮明に覚えてる。肝心なところは一言一句忘れてなかったりして(汗
これからも、その使えない記憶力をなんとかかんとか調理して使っていきますので、そこらへんよろしくです。
長くなりました&書くの遅くなりました。
お付き合いありがとうございましたm(_ _*)m
次のイベントはもっかんずが生んだ声楽家(え?うちらが生んだ訳じゃないって?)Abが出演する演奏会でした。
指揮は、ライター先生というすごい人です。
ライター先生とは思い出があります。とってもいい思い出。
高校2年の終わりに、日本青年館の主催で私達の学校のオーケストラ部はオーストリアへ演奏旅行に行くという本当に恵まれた機会を与えていただきました。
その演奏旅行の日程の中に「ライター先生のワークショップ」というのがありました。
まだ「ワークショップ」なんて言葉も馴染みの薄かった頃。
私達は「ワークショップってなんだろ?ライター先生って誰?ライター先生がフリーマーケットでも開くのかいな」
などと勝手にしゃべってました(笑)今思えばヒジョーに失礼なことを言ってたかも・・・。
ライター先生は当時のウィーン国立音大の先生で、特別に私達を指導して下さるという。
私達はホテルの広間にぎゅうぎゅう詰めに入って、先生が見えるのを待ちました。
入ってきた先生は、とっても優しそうでユーモラスで素敵な方でした。
分かりやすい指揮で、分かりやすい指導をして下さいました。
私達がみていただいたのは「こうもり」序曲と「美しく青きドナウ」。
「こうもり」にはオーボエだったAbのソロ満載。
ライター先生もAbに時間を割いて教えていたのをぼんやり記憶しています。
そのライター先生が作曲した曲を、歌手になったAbが歌うという。
こんなに嬉しいことってなかなかないじゃないですか!
あたしゃ嬉しいよー、感激だよーということで、Cちゃんと一緒に聴きに行ってきました。
演奏会は反戦の企画。
曲目は、ベートーベンの「エグモント」序曲と交響曲第6番「田園」。
ライター先生が作曲したのは、被爆した詩人、原民喜さんの「原爆小景」の中の一篇に曲をつけたものです。
「原爆小景」よかったら全部読んでみてください。目をそらさずに。
目をそむけたくなるような苦しい詩ですが、こういう作品を読んでどんなに「原爆」というものがむごいものなのか知り、伝えていくのが私達日本人のつとめだと思うのです。
最初は「エグモント」から始まりました。
始まった途端、ゾクッとしてなんだかうるっ。
そして後半ピッコロの音が聴こえた途端、またもやうるうるっぽろり(涙が)。
「エグモント」大好きな曲なのです。
でもこの曲を演奏できる舞台にはもう立てないのかな・・・と思ってしまいました。
そして2曲目が、ライター先生の曲。
ソプラノ独唱はAb。
Abが登場した途端、またもやうるっ。(友達の晴れ舞台に感動してか?)
曲は、うねるような変拍子。
その波がだんだん増幅していく。
怖かった。
そしてその波のピークで、Abの歌が始まった。
痛ましい歌詞に、うるうるがぽろぽろ・・・。
どうもこの日、涙腺故障していたような気がする。
いや、私が故障していたんじゃなくて、それが「音楽」というものの人の感情に与える影響力の大きさなのかもしれない。
こうして音楽で涙を流したのって久しぶりかも。
ちょっと恥ずかしかったけど、いろんな感情が芽生えてよかったのかな?
「田園」は泣かずに聴けました。
というかね、私の高校時代、交響曲を1楽章から最終楽章まで演奏したことってなかったのよね。
私が演奏したことがあるのはチャイコフスキーの5番の4楽章のみ。
次の年はオーストリア行っちゃって、最後の定演はその記念にシュトラウス〜な選曲になっちゃったし。
だから交響曲って馴染みが薄いかもしれません。一般のクラシック愛好家よりは。
「田園」は有名だから知ってるフレーズも多かったけど、なんせペナルティの後だったので(笑)少々眠気が・・・(゜ー゜;Aアセアセ 寝なかったけどね。
ライター先生は、やっぱり素敵な笑顔でした。
分かりやすい指揮も、変わってませんでした。
でも背中ごしより、前から見て私も演奏の輪に加わりたかったな。
そうそう、高校時代の恩師K先生(中学のK先生ではないですよ)にお会いしました!
なんと先生の方から私達に声をかけてくださったのです。
でもK先生はとんちんかんに「何年生?」とか聞いてきました(笑)
Cちゃんが「Abと同級生です」と言ったら納得してくれました。
K先生、本当に私のことなんか覚えてくれてるのかなあ?
まあ私は腱鞘炎になって楽器吹けなくなって先生困らせたり、進路に迷ってた頃「楽器を作る人になりたい」と相談しにいったりしたけどね。
でも120人の中では・・・やっぱり覚えてないだろうな。
とにかく、いい一日でした!
帰りの電車の中でCちゃんに「spiちゃんの記憶力は異常だってE子と話したんだよ」
と言われました(笑)
そういえば、このブログ始めて、高校時代の思い出とかもっかんずのエピソードを覚えてる限りこと細かに暴露(!?)しちゃってるよね、私・・・。
「覚えよう」と思って覚えようとすると全くのダメ子なのですよ。
でも覚えてることは鮮明に覚えてる。肝心なところは一言一句忘れてなかったりして(汗
これからも、その使えない記憶力をなんとかかんとか調理して使っていきますので、そこらへんよろしくです。
長くなりました&書くの遅くなりました。
お付き合いありがとうございましたm(_ _*)m
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